<   2011年 07月 ( 1 )   > この月の画像一覧

BARBERSHOP 1

髪が長くなったのでいつもの床屋に出かけた。
その床屋は隣町の目抜き通りから少し外れた通りにあって、その手前にもう一軒あるのだが、ここを選んだ理由は、ウインドウー越しに年配のおっさんがハサミでチョキチョキ刈っている姿が見えたからだ。
女性だけの美容室は、気後れするというか、年配のおっさんがいたほうが気楽なのだ。
この店は理髪師が何人も居て待ち時間がほとんどなく、30分もかからない。
席は手前に4席、仕切りの奥にもう一席ある。
奥はこの店のオーナー(中年女性)用なのだろう。
2度ほど彼女にやってもらったが、それほど上手いわけでもない。
いつもは、60過ぎのポーランド系のお婆さんで、鏡の前に娘や孫の写真を飾っている。居ないときは、メキシコ系の女性か、イタリア系のおっさん達にやってもらう。

今日は珍しく、若い女性だった。
年のころなら、20代半ばというところだろうか。長い赤毛の髪を襟足から持ち上げて、無造作にクリップで留めている。レデイー・ガガ風といった感じ。
パンツはロウライズのジーンズに黒エナメルの広めのベルト。丸みを帯びた腰が窮屈そうにはみ出している。腰の線をウエストに沿って見上げると、高い位置で見事にくびれている。
顔は髪が邪魔してちょっとわかりにくいが、よく見ると小顔のゲルマン系の美人。イギリスのパンク歌手として充分通用する。
まるで「うる星やつら」の“ラムちゃん”がコミックから飛び出たようで、アメリカ仕様のため、若干グラマーになっている。
黒地のタンクトップからはみ出た胸の割れ目もすばらしい。ノースリーブでへそ出しの薄地のブラウスと、ブラジャーも薄地?。
肘を上げると、目の前に横向きのオッパイが現れ、先端の乳首がくっきり浮かび上がった。

昔ならば、目を閉じたりせず、会話を楽しんだ。
「どうします?」
「横を短くクリッパーで刈上げて、上は適当に」
「何番かしら?」
「う~ん、どうかな?」
返答に困っていると、となりのメキシコのおねえさんが助け舟をだした。
「4番よ」
刈り始めて、
「う~ん、もう少し短めがいいな」
と言ったら、
「今、上の部分をブレンドしてるの。下はもう少し短くするから」
「ごめん、わからなくて、あっはっは」
「あやまらなくて、いいわ」
「じゃ、まかせるね」
といって、わたしは目を閉じた。

途中、バリカンで襟足を整えるのだが、その痛さに目が覚めた。
まるで黒ずくめの女王が革の鞭を持って、ピシッリピシッと打ち込む感じだった。
これを快感に感じる客もいるのだろうか。わたしはご免こうむりたい。(笑)
隣の男性客が彼女に声をかけて私を恨めしそうに眺めていた。

とりあえず、チップをはずんで店を出た。
奔放でセクシーな魅力は、マリリンモンローに尽きる。
次回は他の人に頼むことにしよう。
[PR]
by tanatali3 | 2011-07-03 14:24 | 雑記