![]() 楽しませていただいたエキサイトブログですが、少々お暇を頂戴します。期間は数か月? 拙ブログにお付き合い戴き誠にありがとうございます。次回お会いできる日を楽しみにしております。 🔷 TVのローカルニュースで「野生と自然」をテーマに短編映画祭開催と知り、昨晩カミさんと出かけてみた。
2003年より始めたというランチョ・ミラージ市主催の催し。参加者はざっと50人ほど、皆さんリタイア組だ。場所は図書館に併設された多目的ホールで人口1万7千人の小さな市ながら設備の充実度に驚く。
この一帯は“大統領の遊び場”と称され、ゴルフ場やらなんやら、ロサンゼルスに近い保養地として栄え、各界著名人の名を冠した通りが多い。まぁいわゆるお金持ちの多い場所ということだ。 ビデオは野生と自然をテーマに、200本の中から10本ほど抽出。環境問題提起の短編は考えさせられる。内容は *航空宇宙工学の学生Boyan Slat(オランダ人)が、海洋汚染となるプラスチックゴミ収集方法を考案、環境団体設立に至る成功譚。 *水不足による塩水湖の枯渇問題と生態系への影響、これも切実な問題だ。 *翼幅が3mに及ぶコンドル生態観察他、アラスカクマの生態、ハワイの小鳥生態研究と保護活動、ジャガーの生態研究保護活動、コーヒー豆作付け苦労話、ガラガラヘビ生態など。 この日、日中気温は40度を超え暑かったのだが、夕方に始まった館内は冷房を効かして、アラスカ熊の生態やツンドラ地帯の短編視聴に効果抜群。皆さんブルブル震えながらの視聴だった。(笑)
minoru氏の「白鳥や、カタクリにギフチョウ」など画像で目が肥えたのだろうか、コンドルの短編は内容が薄く画像もいまいち、と言うは易し。機材運搬、ロケ敢行など考えると文句は言えまい、皆さん頑張っているなぁ。 それでは皆さん、さよなら、さよなら、さよなら・・・ #
by tanatali3
| 2025-04-13 05:24
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ニューヨークにWKCRというコロンビア大学運営によるFM放送局がある。 80年以上にわたりデューク・エリントンから現在に至る著名なジャズ・ミュージシャンや、名の知られていないアーティスト、民族音楽などを紹介し、コマーシャルリズムに囚われない放送内容が特徴のひとつとして知られる。 DJは同大学生が担当しており、そのメンバーの一人にAさんがいる。 年明けの新年会で、Nさんの愛娘Aさんから学園生活を訊いてみた。 コロンビア大学は英国王ジョージⅡ世の王立大学として1754年創立のアイビー・リーグ、米国で5番目に古い総合大学。高校のトップクラスでも入学は難しい。 お父さんに娘さんの入学秘話を訊くと、「成績優秀な生徒はほかにもいたようですが、娘の特技が認められたのでしょう。コンクールでクラリネット奏者として優勝したり、ニュージャージー州オーケストラの一員になったり、また学校で環境問題の同好会立ち上げなど、総合評価されたのかも」 おっとりした笑顔の絶えない可愛い子といった印象のAさん。初めての全寮生活(1年生は全員)について尋ねると、「相部屋と一人部屋があって、私は相部屋。週2日は7時起床、9時から授業。週2日は昼からの授業。勉強についてゆくのが大変です。そうそう月曜日は4時起き。4時半から8時半までFMラジオのDJをしながら好きなレコードをかけています」。 一人でスタジオに入り、一番大切なことは曲と曲の“間を空けない事“。DJ担当スタッフ20数人中、女の子は数人という。 「この曲どう?」 「ん?聴こえないよ」 ON AIRスイッチ押し忘れに気づいたとか。 もう一人の新人は、災害・緊急時の警報が鳴り出し 「ビィー、ビィー、ビィー、ビィー、」 「あっ、緊急警報が鳴っています。もう全てが終わりです。皆さん、さようなら・・・」 警報システムの予行演習での笑い話。 実社会ではありえない、学生ならではのほのぼのとした話題に、頬がゆるむ。 その後、英文学の助教授になったと聞いたけれど、どうしてるだろう。20年なんて、あっという間だ。 で、同い年のN氏に電話。お互いの近況を話し合う事2時間少々、有意義なひと時だった。最後に会ったのは6年前、僕らも後期高齢者の仲間入りだ。(笑) #
by tanatali3
| 2025-04-11 14:19
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前々回のブログで言葉足らずになり、しまったと気付いたが後の祭り。なぜか頭の片隅にひっかかったまま、どうしたものかと気にかかる。 少子化問題を語るとき、ぶち当たる二律背反のレトリック。ということは?、膨らんだ人口を無理に維持することもないということか・・・。 いずれにしろ政治や組織のように同じ考えを強要しないということだ。 とにかく生き方は色々あっていい、当然だ。それぞれが生きやすい社会を目指す。とはいえ本音を娘にぶっちゃけたい、理解してもらいたい。えっ!それじゃ矛盾するじゃないか。だけどそれが親心なのよ。 まっこれで打ち止めにしよう。堂々巡りになるから。(笑) 🔷 添付のビデオはニューメキシコ州・州都アルバカーキーで訪れたSandiaPeak Tramway。 西側はアルバカーキー市内が展望できて東側は人工雪のゲレンデと遠方の眺望。標高は3163mとコロラド州のパイクス・ピーク(4301m)より低いがどちらも絶景なり。 単線(相互)のケーブルカーでは世界3番目の長さという。頂上からの眺めを楽しみながらレストランで食事もできる。
スイスのベル・エンジニアリング会社による設計建設。ヘリコプターによる人員と機材運搬は5千回、鉄塔2基の運搬に2千回を要したそうだ。 乗員50名。1999mから3163mまで1164mを15分で相互同時運行。 #
by tanatali3
| 2025-04-02 18:05
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![]() 春は出会いと別れの季節。そんな昔噺を「マンハッタンヘンジ」より。
◆
通勤電車からプラットホームに踏み出す人の波。パンプスをトートバッグにつめ込みスニーカー姿で足早に歩く女性たち。地下と地上が複雑に交差するグランドセントラル駅。急ぎ足の雑踏は中央駅構内に吐き出される瞬間、大聖堂のごとくこだまする。 有能な〈独身女性〉は多いのに、有能な〈独身男性〉が少ないと三十路・四十路の女性が嘆く。ある男性は、「それは、結婚適齢期の違い」と言い、「20代に遊んだ付け」と皮肉も忘れない。 若く見られる東洋人とはいえ、四十路に入れば俄然その現実味が増す。今も昔も、今日も明日も、男と女は変わらない。
――三十路半ばでダーリンと甘いハネムーン生活。数年後には子供を一人作って――。そんなおとぎ話に見切りをつけたはずだったが・・・。由美の心は今も揺れていた。
◆
「そろそろ戻ってきたらどう?」 電話をかけるたび、母から繰り返される言葉だった。 「そうね」 「お兄ちゃんのギャンブル症治らないし、ひょっとしたら借家住まいになるかもしれないし、もうこれ以上支えられないって。お父さんこのごろめっきり弱気になってしまって・・・・・」 由美の母も生活に疲れ果ててしまい、声に力がなかった。受話器の向こうから父の咳払いがテレビの音にまじってかすかに聞こえる。 「お父さんと話すと、また口喧嘩になるから、切るね」 由美はそっと受話器を下ろし、傍らに寝そべる猫を撫でた。
ニューヨークに来て丸5年になる。本場のタップをどうしても勉強したくて、親の薦める縁談を断り三十路でやってきた。 日本は何かにつけて窮屈だ。こっちは、三十路だろうと四十路だろうと気にならない。同じ独身女性同士、大いに開放感で盛り上がる。でもはっきりいって将来は不安。いい出会いがあれば大切にしたい。 事あるごとに人生のプレッシャーを避けてきた付けが、オーディションという壁にぶつかり精神的にも疲れる。 ――やはり帰ろうかな、云わなければならないこともあるし―― 四人共同で借りたアパートとも、そろそろお別れだ。
続く #
by tanatali3
| 2025-03-29 08:11
| 短編・エッセイ
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![]() 3月も残すところ1週間、土曜昼食会のバーベキューグリルは1昨日がシーズン最後。ということで、住人の多くが列を成して集まった。まぁボランティア運営だから値段は5ドル、ソーダは1ドルの格安である。 100人以上がグリル前に並び、プール脇で生バンドがカントリーやブルースを奏で、大集会場は既に200人以上が歓談しながら食事をしている。 70代80代が何百人と集まる姿を大都市圏で目にすることはなかったが、実際目の前にすると、まぁなんとも壮観!
50年以上前のことだ。当時、ロンドンは高齢者が多いといわれ、ロンドン市内の公園ベンチに座る老人をよく目にした。時は流れ、鉄の女・サッチャー政権が誕生する。混合経済の失敗がインフレと主張。国営企業の民営化を図るも失業率は恐慌以降最悪を記録し、変節を経てイギリス経済立て直しの経緯は興味深い。(日本も右倣え)
実はこの時期、ノーベル賞受賞者でもあるミルトン・フリードマンという経済学者の新自由主義を唱えるマネタリズムやグローバル化が米国のスタグフレーションを救済し、日本はバブルが弾け米国は製造業の空洞化と引き換えにガーファが台頭する。
日本はどうだろう。失われた30年という失政の付けは、気が付くともう・・・という現実がある。 GDPはもとより人口動態を観ると、総人口に占める生産年齢人口の割合は6割を切り(2023年)世界171位と低い。逆に高齢者(65歳以上)の人口比率は28%と3割近く、実質世界一だ。
少子化問題は日本の最重要課題ながら、若者は危機感など感じるわけもなく、世の中がSNSの影響もあり疑心暗鬼やネガティブな雰囲気に染まったままだ。 このままでは高齢者の貯えを頼みもしないのに国が肩代わりをして子供や孫の世代に使おうとする嫌な予感がする。そしてその子供や孫も消えたら将来の日本は国会議員と官僚だけの国になるのか?(笑)
どなたかこの世界一比率の高い“高齢者”の党を興し、日本を救済してみてはどうだろう。オッズ比は高く確実。そのためにはまずネーミング。どんな名前がいいのだろう・・・。 #
by tanatali3
| 2025-03-25 14:37
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